大学生に自分のこと、eトコのことをお話ししました

 8月3日(土)、佛教大学の児童福祉を学ぶ学生のみなさんを対象に、鶴橋・生野のフィールドワークの案内役と、eトコについてのミニレクチャーをしました。

 eトコというライフワークにとりくむことになった前提となる「自分語り」の部分を長くしました。
 レジュメを準備したり、当日に話したりする中で、自分を形作ってきたものと、ポイントとなるキーワードをあらためて整理できて、自分にとってもいい経験になりました。

 しかし、若い学生のみなさんを前に、ついえらそうに伝えたいことを語ってしまう自分がいて、やっぱり自分も年を重ねてるよなあと実感してしまいました。
 僕が「社会病理学」を専攻していたのは自分が「社会病理」だということを自覚していたから、と前置きしたうえで、「ケアという関係性を志向する人はケアという関係性に課題を抱えていることが多いので、そのことは考えてみてほしい」なんてことも言ってしまいました。

 「地獄への道は善意で敷きつめられている」という僕の好きな言葉も紹介しました。行為の意図せざる結果について、敏感になってほしいという意味です。ケアや自立支援の世界の難しさのひとつだと思っています。

 学生のみなさんは4回生、全員が社会福祉士をとる予定で、保育所児童養護施設乳児院などに実習にも行き、就活もし、卒業論文も書くそうです。たいへんな1年だと思うのですが、とてもまじめなみなさんに、幸あれと祈っています。

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