虚構新聞の「誤報」に笑いたいけど笑えない

 虚構新聞は、ご存知の通り(かどうか知らんけど)、現実にありえない虚構情報を発信しており、僕も楽しみにしています。

 その虚構新聞における「誤報」とは、ありえないはずのこととして書いたのに、それが現実化してしまったということを意味します。
 これまでにも「誤報」は発生していたのですが、それは、どちらかというと、虚構新聞が書いた「虚構」を遊び心で現実化してしまう人たちがいて、誤報とそれに至るプロセス自体も笑える類のものでした。

 しかし、今回発生した「誤報」には、そのような遊び心がなくて、笑いたいけど笑えない、なんだか悲しいものとなっています。

「日本の「謙虚」、海外アピールに200億計上」についてお詫び |虚構新聞
http://kyoko-np.net/owabi_170406.html

「日本人の美徳とされる「謙虚」や「奥ゆかしさ」を海外に向けて積極的にアピールするという、初歩的な矛盾をはらんだ政策を経産省の官僚や識者があえて堂々と実行するという形で、記事が現実のものとなってしまったのは痛恨の極みです。」

 経産省の人たちは、「謙虚さ」をアピールする自虐ネタを披露する行動を、新しい日本人のあり方として提示しようとでもしたのでしょうか(そんなわけないでですね)。

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