ザ・インタビュー「31字に込められたホストたちのコロナ対策」2020/07/18 辻 仁成(作家)
パリに住む作家の辻仁成さんが、歌舞伎町のホストクラブを経営するホストにインタビューした記事があまりにもおもしろいので紹介したくなりました。
「夜の街」という言葉が多出しているのに、ホストなど当事者の声は出てくることがないからと、直接に聞いてみようと動く辻さんもすごいのですが、インタビューに答えた手塚さんの行動と言葉にうならされます。つまり、自分のなかにもある偏見に気づきます。
新宿区長から話があって、一緒に感染症対策を考えてきたことなど、あまり知られていないこともたくさんあるのですが、話はコロナ対策のことにとどまりません。
歌舞伎町に本屋を出したり、歌会を開いたりしてきた手塚さん。タイトルの「31字」は短歌のことです。なぜ短歌なのかは、インタビューの中で語られています。若者の言葉に取り組んできたホストの思いが、作家のインタビューによって簡潔に表現されています。