大阪セルフヘルプ支援センターが開催している「セルフヘルプグループ・セミナー」に参加してきました。
内容は、「リビング・ライブラリー」(生きている図書館)という手法を用いて、さまざまな自助グループ(当事者グループ)の方々と、少人数で語り合うという企画でした。
「リビング・ライブラリー」は、話題提供者となる人を「本」に見立てて、参加者が借りる「本」を選び、その「本」=人のもとに集まって、話をし、交流するという形で実施されます。今回は、このセッションが2回体験でき、その後、参加者での交流会も持たれました。
僕自身は、1回目は「ぼちぼちクラブ」という、うつ病、精神障害の方々の自助グループの「本」を、2回目は薬物依存症のセルフヘルプグループの「本」を借りにいき、話を聴きました。
全体で10冊の「本」(人)が準備されていました。その他の「本」のテーマは、こどもの遺族、精神障がい者のきょうだい、セクシュアル・マイノリティ、乳がん体験者、自分に合うセルフヘルプグループ、アルコール依存、母娘関係、頭部外傷や病気による後遺症でした。
センターの方によれば、把握できているセルフヘルプグループは、大阪で300程度あるとのことです。
今日だけでも10の団体が集まっており、このように多様な団体の方の話を聴く機会が持てることは、セルフヘルプ支援センターの強みを活かした、とてもいい企画だったと思います。