本 『里親になる人のためのワークブック』

 イギリスの里親養育ネットワークがまとめた本の翻訳です。
 里親になろうとする人が知っておく必要のあることがまとめられています。事例をもとに考えながら進めるワークブック形式となっています。

 特に強調されているのは、里親養育にかかわる専門職とのチームワークによって養育を進めること、実親を支援し、また、協働すること、子どもの「ヘリテージ」(子どもが家族背景から受け継いだあらゆることがら)を尊重すること、人種差別をはじめとする差別に敏感になり多様性を尊重すること、子どもが委託されたときから、子どもが去るときまでの対応の流れが押さえられていることなどです。

 翻訳の文章が少し読みづらいのですが、内容は参考になります。

 里親養育ネットワーク 2003=2011 鈴木力・谷口純世監訳 『里親になる人のためのワークブック』 明石書店

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