仕事で離婚関係の相談を受けることが多いのですが、ちょうど、大阪家庭裁判所が「これからの離婚調停」というイベントで模擬調停を行うというチラシをみつけました。（調停手続きは、非公開です。）
これはいいなと思って申し込もうと電話をかけると、なんとすでに定員一杯で締め切っているとのこと。この内容で平日に50名定員のイベントが、受付開始から１週間たたずに一杯になるのか、とちょっと驚きでした。
ネットで調べてみると、他の家庭裁判所でも、たまに模擬調停イベントをやっているようです。それと、新潟家庭裁判所が、ウェブサイト上で「バーチャル模擬調停」のページをつくっています。
動画ではありませんが、調停申立ての手続きから、実際の調停の流れまで、順を追って説明してくれています。なかなか親切で参考になります。
それと、裁判所のウェブサイトでは、家庭裁判所で扱う、家族間などの問題に関する調停の申立書、申立書の記入例もダウンロードできます。ずいぶん、サービスが充実してきています。
また、あまり知られていないかもしれませんが、家庭裁判所は、離婚のように夫婦の関係を解消するためだけでなく、「夫婦関係調整調停」といって、円満な夫婦関係をつくる話し合いのために活用することもできます。
利用しないにこしたことはないのかもしれませんが、家族間で何かもめごとがあり、当事者間での解決が難しいようであれば、家庭裁判所の活用を考えてみるとよいと思います。