マンガ『家栽の人』

 マンガ『家栽の人』を7巻まで借りていっていた近所の若者が、「泣いてしまった」と話してくれました。どの話で泣いたのかを聞くと、ああ、あの話か、とすぐわかるくらい、僕が何度も読み直しているマンガです。

 舞台は家庭裁判所、主人公は家裁の判事ですが、植物が好きでいろいろなものを育てているので、タイトルが「裁判」の「裁」ではなく、「栽培」の「栽」になっています。少年たちを「育てる」という意味もあるのでしょう。
 さまざまな課題を抱えた/抱えさせられた少年・少女たちや、家族たち、それを取り巻く家庭裁判所の調査官や関係者たちが登場して、多くのことを考えさせられます。

 実はこのマンガは、僕が大学生で「社会病理学」を専攻していた時、ゼミでレポートの素材になっていたものです。ゼミのテーマは、「関係性の比較社会学−近代的自我の社会病理学−」でした。

 読んで泣いたと話してくれた若者は、続きの8巻から完結の15巻までを持って帰っていきました。

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