本 中井久夫 『こんなとき私はどうしてきたか』

 精神科医中井久夫さんの標題の本を読みはじめました。
 ひとつひとつの文章が、沁みわたる感じがします。この人の病んだ人への見方に共感します。

 中井さんの本は、学生時代には、『治療文化論』を読んだだけでしたが、阪神・淡路震災後、『1995年1月・神戸 「阪神大震災」下の精神科医たち』という、中井さんの編んだ本を読み、「指揮官」としての能力にも驚かされながら、その後いくつもの著書を読んでいきました。
 歴史と文化にも造詣が深く、奥行きのある人間理解と文章のうまさに魅了されます。特に、『最終講義 分裂病私見』がよかったと思っています。

 標題の本は、「医師・看護師合同研修会」での講義をまとめたものということで、まだ序盤を読み始めたところですが、久しぶりにまた「中井節」を味わっています。

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