変化を生きるということ

 下記の言葉は、精神科治療について語られたことですが、さまざまな場面に応用が可能な気がしています。
 この言葉をよく噛みしめながら、僕も「平凡な里」に向かう道のりを歩いていきたいと思っています。

治療は山に登ることではなく、加速度がつかないようにしながら、山から下りることなのです。そして戻るところは平凡な里です。山頂ではありません。回復とは平凡な里にむかって、足を一歩一歩踏みしめながら滑らないようにしながら下りていくことなのでしょう。(中井久夫『こんなとき私はどうしてきたか』医学書院)

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